資金調達

【start up企業の資金調達にはファクタリングがおススメ】

目次

ファクタリングはstart up企業の資金調達を助けます!

総資産利益率(ROA)の改善が見込める

上場基準を満たすかなど、企業がいかに効率的に総資本を運用できているかを示す指標が総資産利益率(ROA)で、財務分析の収益性として重視されています。

計算式はROA(%)= 当期純利益÷総資産×100です。

ある事業年度における売掛金額が1億円で、当期純利益が2,000万円、そのほかの資産はないものとして考えていきます。

この年度に5,000万円の資金ニーズが生じて、銀行から5,000万円の融資を受けて資金調達した場合、ROAはどうなるでしょうか。

総資産は売掛金1億円と借入金5,000万円なので、総資産額は1.5億円となります。

2,000万円÷1.5億円×100でROA13%です。

これに対して、1億円の売掛金のうち、5,000万円をファクタリングによって現金化した場合はどうなるでしょうか。

売掛金は5,000万円に減少し、その代わりとしてファクタリングによる譲渡代金が預金として5,000万円計上されます。

売掛金の一部が預金に変わっただけなので、総資産は1億円と5,000万円の資金調達をしても変わりません。

ROAは2,000万円÷1億円×100=20%となり、融資を受けた場合より、上昇させることができました。

ROAが高いほど、資産を効率良く運用できていると評価してもらえるので、資金調達したいなら融資よりファクタリングが有利になります。

自己資本比率が安定する

ROAの例からもわかりますが、融資を受ければ他人資本が増えるので、利息を付けて返さなくてはならない金額が増え、投資家などから見れば、経営状態への不安が残ります。

これに対して、ファクタリングを行えば他人資産を増やすことなく、現金調達が可能となるのです。

この点、自己資本比率は企業の安全性を測る指標の一つで、自己資本比率=自己資本÷総資産×100で計算できます。

自己資本比率が高ければ、返さなくてはならないお金の割合が少なく、事業などに使うことができ、安定性があって、倒産リスクの少ない会社と評価してもらえます。

ファクタリングはstart up企業の資金調達におススメ

start up企業はイノベーション企業などとも呼ばれ、最新技術や画期的なアイディアなどを武器に市場を拡大させて急成長を遂げ、新規上場などを短期間で成し遂げることを目指す企業です。

新興市場や一部上場など上場を目指すには、決算書や財務諸表におけるデータ面でも安定性や信頼性を証明する必要があります。

上場を目指して、さらに事業を拡大させることや従業員を増やして安定的に製品の提供やサービスの提供を行い、利益をどんどん上げていきたいところですが、事業拡大や人材を増やすためには資金が必要です。

スタートアップ企業の資金調達の方法としては、金融機関からの融資や国や自治体、公的機関からの助成金や補助金、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家、CVCなどからの投資を受けるなどが考えられます。

スタートアップ企業は企業業績が急成長を遂げているといっても、まだ創業が浅いので、融資を申し込んでも希望する金額が借りられるとは限りません。

多額の融資を受けるためには中長期の経営計画や事業計画書の作成やプレゼンなど手間もかかります。

また、上場を目指すうえでは、利息を付けて返済しなくてはならない他人資本である融資を増やすよりも、返す必要のない自己資本を増やして、経営の安定性や財務状況の信頼性を高めることが大切です。

自己資本を増やす代表的な手段である株式市場からの調達は、未上場である場合は行うことはできませんので、ベンチャーキャピタルからの投資や助成金、補助金などの活用が考えられます。

もっとも、助成金や補助金は条件が当てはまらないと受けられず、支払われるまでに数ヶ月かかるなど、スピーディーな資金調達のニーズには向きません。

ベンチャーキャピタルからの投資は投資対象に選んでもらうハードルが高く、いざ投資を受けてしまうと、ベンチャーキャピタルから事業運営に関して口出しを受けるなど面倒になることもあります。

そこで、自己資本を増やすのにおすすめなのがファクタリングによる資金調達です。

なぜ、ファクタリングによる資金調達が、start up企業が上場を目指していくうえでおススメなのか理由を見ていきましょう。

自己資本化できる

ファクタリングは事業成長によって保有している複数の売掛債権や多額の売掛債権などを債権譲渡することで、スピーディーに現金化できる手段です。

ノンリコースのファクタリングなら、仮に売掛先が倒産してもファクタリング会社がリスクを負担し、依頼をしたスタートアップ企業が支払い負担を負うこともありません。

つまり、本来の支払期日より早期に自己資本として、事業拡大や上場準備のために利用できるのがメリットです。

但し、利用期間が限られているため、注意が必要です。

要約

上場を目指すstart up企業にとっては、借金を増やさずにいかに資金調達をするかが重要です。

(上場や会社売却等を目指してなくても同様です。)

ファクタリングは融資とは異なり、利息を付けて返済しなければならない他人資本ではないため、有効な資金調達手段となります。

状況に合わせて上手に資金調達を活用していきましょう。

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