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ファクタリングは1社限定でなくてもいい
売掛債権を即現金化できるサービスがファクタリングですが、1つのファクタリング会社でしか利用できないわけではありません。
金融機関との取引の場合、メインバンクを決めることもありますが、1つの銀行しか取引できないわけではないのと同じで、ファクタリングも複数の会社と同時期に利用することは可能です。
もっとも、銀行融資を受ける際や貸金業者などから重ねて取引をする際には審査に通るかが不安になります。
借金の金額が増えすぎると新規の融資は難しくなりますし、同時期に複数申し込むと資金繰りに困っているのではと疑念を持たれ、信用状態の調査が厳しくなることもあります。
ではファクタリングにおいては、1社でファクタリングを利用している間に、他社でもスムーズに利用ができるのでしょうか。
一度に複数の利用も可能
ファクタリングは取引先に対して保有している売掛債権をファクタリング会社に債権譲渡することで、現金化できる仕組みです。
同じ売掛債権を他社にも譲渡することはできませんが、別の売掛債権なら問題ありません。
一般的に企業では取引先は複数ありますし、売掛債権も複数あるはずです。
すでに1社にファクタリングを依頼している場合でも、同じ会社ではなく、別のファクタリング会社にほかの売掛債権を譲渡しても問題ありません。
但し、同じ債権を他社に売却すると二重譲渡契約となり、実際には無い債権を売却する事になりますので、違法行為(詐欺罪)となり、刑事事件になりますので、注意が必要です。(安易に行ってはいけません)
他社でもファクタリングを利用すべき理由
他社でもファクタリングを利用すべきなのは、ファクタリング会社によって手数料率が異なり、審査基準も異なるためです。
事前に手数料表を確認することや口コミや経験者の事例などをチェックして対応力や評判を確認することはできますが、実際のところは申し込んでみないと、手数料がどのくらいになるか、審査にどのくらいの時間がかかり、すぐに現金化してもらえるかもわかりません。
また、ファクタリング会社によっては業界や業種の得手不得手がある場合もあります。
他社では断られた売掛先でも、別のファクタリング会社に申し込んだら審査に通る場合もあります。
審査は対応する担当者によって大きく変わります。
融資の審査を受ける手間を省き、すでに借りすぎていて借りられない場合でも、即現金で資金調達ができるメリットの高いファクタリングをより低コストで柔軟に利用するためにも、1社に限定することなく他社でも積極的にファクタリングを利用申込みすべきなのです。
その結果、より低コストで審査もスピーディーで即現金化できるファクタリング会社と出会えれば、そこに集中して取引関係を築いていくのもおすすめです。
2社間の場合はファクタリング会社との信頼関係も大切
ファクタリングの方式には大きく分けて、2社間と3社間取引があります。
2社間においては、売掛金を債権譲渡したい企業とファクタリング会社の2社間での契約となり、売掛先の企業は直接関係してきません。
ファクタリングを利用したい企業が、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらって手数料を差し引かれた現金を得たうえで、実際の支払期日に売掛先から支払いを得られたら、ファクタリング会社にその代金を支払う約束をする契約です。
そのため、2社間においては売掛先の信用リスクだけでなく、利用する企業の信用力もファクタリング会社にとっては大きな関心事です。
もし、利用した企業の経営が悪化してしまえば、売掛金が入っても別の支払いに充てることや倒産してしまって未回収となるリスクがあります。
万が一、支払いをせず持ち逃げするような不誠実な企業であっても困ります。
そのため、2社間ファクタリングの場合には、ファクタリング会社との信頼関係の構築も重要なファクターとなるので、何社も渡り歩くなどすると、現在利用しているファクタリング会社の信頼が薄れ、継続的な取引に待ったがかかるおそれもあるので気を付けましょう。
また、新たに2社間ファクタリングを申し込もうとしているファクタリング会社からも、複数取引は敬遠される恐れがあります。
3社間なら審査も通りやすい
これに対して3社間ファクタリングの場合は、ファクタリング会社は直接、売掛先から回収をするので、利用する企業より、売掛先の信用力の有無に重点が置かれます。
そのため、売掛先の信用力が高ければ、他社ですでにファクタリングを行っている企業から申し込みがあっても、比較的審査が通りやすいです。
優良な売掛先を多数持っているなら、どんどんほかのファクタリング会社を開拓して、より低コストで買い取ってくれるところはないか、1日でも早く現金化してくれるスピード対応ができるファクタリング会社がないかを探していくのがおすすめです。
ブログ後記
ファクタリングを他社で利用中でも検討すべきなのは、負債を増やすことなく、より低コストで資金調達ができる可能性があるからです。
特に優良な売掛先を複数保有している場合なら、他社でファクタリングを利用することでより低コストで、スピーディーに現金化できるファクタリング会社との出会いも期待できます。
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